私はこれまで4回転職を経験して現在は大手IT企業の管理職をしているのですが、これまでに誰もが知るような大手転職サイトや中小規模の転職エージェントまで国内にある様々な転職サービスを実際に活用して転職してきました。
自分がこれまで転職活動を4回してきて応募する側の経験はもちろん豊富ですし、逆に採用側として様々な転職メディアを使ってきた経験もありますので、それらを全て踏まえたうえで特に初めて転職する方に向けてリアルにおすすめできる転職サイト・転職エージェントについてお伝えできればと思います。
私はこれまで4回転職を経験して現在は大手IT企業の管理職をしているのですが、これまでに誰もが知るような大手転職サイトや中小規模の転職エージェントまで国内にある様々な転職サービスを実際に活用して転職してきました。
自分がこれまで転職活動を4回してきて応募する側の経験はもちろん豊富ですし、逆に採用側として様々な転職メディアを使ってきた経験もありますので、それらを全て踏まえたうえで特に初めて転職する方に向けてリアルにおすすめできる転職サイト・転職エージェントについてお伝えできればと思います。
30代の社会人に求められること
そもそも30代の社会人に期待される職能とはどういったものでしょうか。
ひとえに30代といっても30歳から39歳まで幅広いので、30代前半、中盤、終盤といった3つの区分けで解説したいと思います。
30代前半(30歳〜33歳)に求められること
30歳から33歳までの社会人についてまずはお伝えできればと。
高卒であれば18歳から働き始めると12年から15年、大卒ストレートの場合であれば10年ほどの社会人経験があることになります。
大企業であれば、30代前半といえば初級管理職(主任や係長など)を務めている人もそれなりに出てくる年齢ではありますが、マネジメント能力よりはどちらかといえばプレイヤーとしての仕事を求められるケースが多いのではないかなと思います。
日本の企業は一般的な中途採用で入社と同時にマネジメント職の採用はあまりしないので、どちらかというとプレイヤーとして結果を残しやすい人材を採用するケースが多いように感じます。
現職がマネジメント職であっても、中途採用で入社する会社は最初は役職なしのケースが多いのではないでしょうか?私も前職はベンチャーの役員でしたが現職に入社するときは役職なしの平社員で入社しています。
なので30代前半の転職活動においては仮にマネジメント経験があったとしても、個人として成果を出せるスキルとその再現性の高さを証明することに重きをおくと転職活動は成功しやすいと思います。
30代中盤〜終盤(34歳以上40歳未満)
正直言うとこの年代になってくると年齢による選別は少なくなってくるかと思います。
大企業での中途採用であればマネジメント経験があるに越したことはないものの、それが必須要件かというとそこまででもないのかなと思います。
大企業ではなく中小規模の会社やベンチャー企業であれば、大企業出身でマネジメント経験もある人材はそれなりに重宝されるとは思いますが、仕組みが整った大企業とまったく整っていない中小、ベンチャー企業では勝手が違いすぎるので、必ずしも大企業の役職経験者がワークするかは微妙なところです。
とはいえ、大人な人材は若い会社は必要としているケースが多いことも事実なので、現職でマネジメントレイヤーに出世しておくことは将来の可能性を広めるためにもおすすめします。
転職サイトと転職エージェントの違いと特徴
そもそも転職サイトと転職エージェントの違いとはなんでしょうか。
一見似たように見えますが実際はまったく異なります。
転職サイトは、リクナビNEXTやenJapan、DODAに代表されるような求人がたくさん掲載されていて、応募者(あなた)が自発的に応募するメディアです。
もちろんスカウト機能と呼ばれる企業からスカウトされる機能もあるにはあるものの、基本的には求職者が積極的に求人に応募することを前提として媒体になります。
主に20代で現年収が300万円〜450万円の層であれば、ヘッドハンティングされるケースは少ないので自ら積極的に求人に応募することをおすすめします。
その一方で、転職エージェントとは、その名の通りエージェント(という名の営業マン)が転職希望者と面談をしたり履歴書、職務経歴書の添削をして、求人企業とアナログな手法でマッチングして紹介料を稼ぐビジネスモデルになっています。
転職サイトのビジネスモデルが広告掲載費なのにたいして、転職エージェントは基本的に成果報酬となっています。
わかりやすく言えば、転職サイトに求人を出す企業は例えば1ヶ月30万円などの広告枠を購入し、何件応募があろうが合格者を出そうが固定費として30万円を拠出する費用体系です。
転職エージェントを利用する場合は広告掲載費は原則かからないものの、転職エージェント経由で転職が決まった場合は転職者の年収の3分の1程度の金額を手数料として徴収するモデルになります。
例として、年収500万円で採用が決まったとするとその30%の150万円が転職エージェントの売上となるイメージです。
なので、求人を出す企業の目線でみると、
転職サイト:兵隊(一兵卒)を数多く採用したい
転職エージェント:ある程度人材を厳選して採用したい
ということになります。
これが先ほどお伝えした転職サイトを利用するのは現年収が450万未満におすすめな理由にもなっています。
30代におすすめする転職サイト・転職エージェントTOP5
では、30代にとっておすすめの転職サービスは何になるでしょうか。
私がこれまで4回の転職経験で使用したレビューと、2021年10月現在の会員数や求人数やサービスの使い勝手を総合的に見てTOP5の転職サービスを以下でご紹介します。
1位:リクルートエージェント(転職エージェント)
まずは圧倒的知名度のリクルートが運営するリクルートエージェントです。
転職支援サービスの中でもリクルートの最大の武器である営業力と仕組化による圧倒的な求人件数を取り扱う最も老舗の転職支援サービスです。
年収レイヤーも400万円台〜1,000万円クラスまで満遍なく求人を取り揃えているため、転職活動をするのであれば最初に登録しておくべき転職支援サービスです。
私も転職活動のたびに新たに登録し直して毎回利用させてもらっています。
2位:ビズリーチ
お次はCMでも話題のビズリーチです。
こちらは別記事でも書いていますが、基本的には企業からの直接オファー(プラチナスカウト)やヘッドハンターから求人を紹介される「待ち型」の転職支援サービスとなっています。
ビズリーチの売りとしては、企業向けにはハイスキルの人材データベースがあること、応募者向けには高年収の求人が豊富であることです。
求人案件も年収600万円〜800万円がボリュームゾーンだと思うので、この年収帯を狙っている方であれば間違いなく登録しておくべき転職支援サービスです。
どちらかというと待ち型のサービスなので、短期で転職したい場合はオファーを待つよりも求人を検索してこちらから応募したり、特集記事の中から自ら応募することをおすすめします。
また月額有料プランも用意されているので、どうしても急ぎ転職を完結させたい方は有料プランも検討してもらうのがよいと思います。
3位:DODA(転職サイト)
こちらも老舗の転職支援サービスです。
特徴としては国内大企業の幅広い求人案件が多い転職サービスです。
毎週のように新着の求人情報がupdateされているので、こちらから積極的に求人を探したい場合はとても利便性が高い転職サービスです。
母体となっているパーソルキャリアも2021年3月期で約1兆円の売上を誇る大企業なので、そういった意味でも個人情報を登録する不安などもなく、安心できるかなと思います。
4位:リクナビNEXT
こちらも老舗の転職支援サービスで、本ランキングで1位のリクルートエージェントと同じ運営会社となっています。
なぜリクナビNEXTを4位にしたかというと、若干求める求人が若手層が多く年収帯が低めであるからです。
20代向けの転職サービスであればおすすめするのですが、30代のビジネスマンであればリクナビNEXTよりも上記3つの転職支援サービスの方が個人的にはおすすめします。
ただし、フィルタリング機能が優秀なのと勤務地も全国まで幅広く網羅しているので、条件を絞って毎週求人を確認するような使い方であれば30代の方でも全然おすすめです。
5位:マイナビ転職
最後はマイナビ転職です。
このランキングでは5位ですが国内に転職支援サービスはかなりの数が存在していますので、5位といっても30代の方であれば利用する価値は十分にある転職支援サービスになっています。
マイナビ転職は毎週火曜と金曜に新着求人が登場しますが、誰もが知るような国内大手企業の求人案件が多く、編集部が転職活動者に向けて役立つコラムをきちんと更新していたり、会社を探す条件についても年収や勤務地のようなものだけではなく、働きがいや服装自由などの条件でも求人検索もできるユーザーフレンドリーなサービス設計になっています。
絶体的な求人件数などでは上位4つの転職支援サービスに劣ることはあるかもしれませんが、結局自分にあった転職先を見つけることが一番重要なので、数の論理ではなく質の観点でマイナビ転職に登録しておくことをおすすめします。
30代におすすめな転職サイト・転職エージェントまとめ
いかがだったでしょうか。
本記事では30代に向けた転職サイト・転職エージェントなどの転職支援サービスについて解説しました。
転職支援サービスもそれぞれ特徴、強み、弱みがあるので万人に合うサービスというのは難しいのですが、実際に使ってみながら取捨選択することが、転職活動完了までの最短の道かなと思います。
あまりにも多く転職支援サービスを使うと管理が大変になってしまうので、今回は私のこれまでの転職活動による経験や現状の転職支援サービスを一通り使ってみた中でTOP5を紹介させていただきました。
これはあくまでも2021年10月時点でのランキングなので今後は当然変わることもあると思いますので、引き続きウォッチしつつ皆さんに合った転職支援サービスをご紹介できればと思っています。
それではみなさまの転職活動がうまく進むことを心から願っています。
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