皆さんはプレゼンで緊張したときにどんな対処方法をしていますか?
私はこれまでリアルだと50人程度、オンラインだと300名程度向けに話したことがあるのですが、基本いつでも緊張はします。
緊張しなくなるためには慣れと場数とよく言われますが、私もかなりの回数のプレゼン経験がありますがまだ完全に緊張をなくすところまではいっていません。
とはいえ、最初は声がうわずったり頭が真っ白になったり、手が震えたりといった誰しも通る道は卒業できているので、これまでの経験をもとにプレゼンにおける緊張を緩和するための考え方を7つにまとめて解説していきます。
プレゼンの緊張を半減させる方法① あなたはスティーブジョブズではない
あなたはアップル創業者のスティーブジョブズではないですよね?
ほぼ100%の確率で会社や組織に雇われている一会社員だと思います。
で、私を含む我々のような平凡な人間がプレゼンしたとして、明日その時の様子を覚えてますかね?
おそらく99%の人は忘れていると思います。
誰しも日々の生活の中で興味があることややらなければならないことが多いので、いちいち一般人のプレゼンなんて覚えていられないのです。
つまり、我々がプレゼンを失敗したり緊張したりしていたとしても、明日には誰も覚えていません。
あなたは1ヶ月前に行われた誰かのプレゼン内容を日々思い返したりしますか?
たとえ勤め先の社長のプレゼンであっても思い返すことはないはずです。
ということで、プレゼンがうまくいこうがそうじゃなかろうが、誰も覚えていないので無駄な心配はする必要はありません。
プレゼンの緊張を半減させる方法② うまくやろうとしない
プレゼンで緊張する理由のひとつに、うまく流暢にカッコよく喋りたいという思いが影響していることがあります。
私自身もそうでしたし、今でもそういう考えはあります。
ですが、プレゼンで緊張しないことを目的にする場合は、かっこつけるのをやめましょう。
プレゼンで一番重要なのはいつだって中身(コンテンツ)です。
内容がないプレゼンを聞いたことは誰しもあると思いますが、眠くなりますよね?
聴衆が眠くなるようなコンテンツを用意しないようにしましょう。
そしてどうしたら伝わるかを一生懸命考えてください。
そして当日は伝えることに100%意識をもってプレゼンしましょう。
自分を見るのではなく、相手にフォーカスしてプレゼンすることで緊張は緩和できます。
プレゼンの緊張を半減させる方法③ 事前に10回は声に出して練習しておく
これは地味に重要です。
プレゼン資料はPCなどでパワポで作る方がほとんどだと思います。
資料を作成した段階では辻褄があってるように見えるのですが、実際に声に出して読んでいくと、どうも話しづらいなというポイントが必ずでてきます。
この事前声出し練習をしておかないと、プレゼンに不慣れな方は途中であわあわすることになります。
プレゼンが苦手だったり緊張する方は必ず事前に声に出して10回は壁に向かってプレゼンするようにしましょう。
これをやるだけで、よどみなく流暢に話せるようになるのでぜひ試して見てください。
私もプレゼンするときは必ず実行しています。
プレゼンの緊張を半減させる方法④ 演壇をがっしり掴む
これは立ったままプレゼンするときのテクニックです。
大抵プレゼンテーターの前には資料を置いておける演壇や机があると思います。
プレゼンで緊張すると手が震えたりしますよね?私もよくしていました。
そこで、その目の前の机をがしっと握ってください。
そうすると物理的に震えることはなくなります。
そう、緊張していることがバレないようになるので心に少しの余裕ができます。
掴む机がない場合は残念ですが諦めてください、と言っては終わりなので一つテクニックをご紹介すると、身振り手振りをしながら喋るようにすると手の震えがわからなります。
ぜひ試してみてください。
プレゼンの緊張を半減させる方法⑤ 発表者が内容に一番詳しいと自覚する
これは自分のプレゼンが他人に突っ込まれることを恐れるタイプの人におすすめのマインドセットです。
当然プレゼン資料は自分が主に担当している仕事について話すわけなので、基本的にはこの世の中であなたが一番詳しいはずです。
もちろん上司向けのプレゼンであれば、不足点を指摘されたりすることもあるとは思います。
ですが、プレゼンで緊張しないためにという目的で考えるのであれば、自分がプレゼンしている内容はこの世で自分が一番詳しいのだから、他人からツッコミを受けても100%打ち返せるのである、という自信をもってください。
自信をもつのはタダです。
自分なりに考えてロジックを作ってプレゼンして、適切なツッコミがあったらそれは貴重なフィードバックとして今後のビジネスプランに活かしていければよいのです。
プレゼンの緊張を半減させる方法⑥ 失敗しても首には絶対にならない
これは日本企業では当然ですし、外資系企業でも日本法人であれば同様ですが、プレゼンで失敗したくらいで首になることはありません。
もちろんTOPofTOPのグローバルカンパニーでプレゼン力が必須の会社に勤めているのであれば話は別ですが、この記事を読んでいただいている方で該当する方はほぼ0だと思います。
プレゼンは事前準備で成否が決まりますので、一応失敗しないために事前の声出し練習だったり資料構成の見直しやコンテンツの精査は事前にきちんと行いましょう。
ただし、失敗しても人は忘れるし評価がプレゼン単体で下がるわけではありません。
プレゼンだけを仕事にしている方であれば評価に直結するでしょうが、プレゼンをしている方のほぼ100%はプレゼンがメインの仕事ではないはずです。
なので気負わずやりましょう。
プレゼンの緊張を半減させる方法⑦ 緊張するのは人として当たり前
プレゼンで緊張するのは誰でも一緒です。
これを本質的に解消する方法は、場数を踏んで慣れるしかありません。
ちなみに緊張するということを悪と捉えがちですが、実は緊張するということは相手を思いやっている証拠です。
例えば目の前に鶏が100羽いてプレゼンしても全く緊張しないと思います。
はい、そういうことです。
人間相手に緊張するのはごく普通の生理現象であなただけに起こることではありません。
Youtubeに残ってると思いますが、私の大好きな米国の俳優であるデンゼルワシントンですら大学の卒業スピーチの壇上でとても緊張していると発言していました。
ハリウッド俳優が一般人の学生の前で話すことに緊張するわけですから、我々レベルの人間がプレゼンで緊張するのなんて当たり前の話なのです。
なので、慣れるまでは緊張して普通くらいに思っておいて大丈夫です。
プレゼンの緊張を半減させる7つの方法まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事を読んでくれた方の緊張緩和対策が有効であることを願っています。
基本的にはプレゼンは慣れと場数です。
今ペラペラ上手に話せる上司だったり経営者も最初からうまくプレゼンができたわけではないです。
なので、極度の緊張はしないまでもある程度は緊張とも上手に付き合いながらプレゼンに臨んでください。
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