【よくある】仕事が遅い理由10選とシンプルな改善方法

今回はよくある仕事が遅い理由を10個とそれぞれの改善策についてまとめてみました。

私がこれまで20年ほどの社会人生活をしてきた中で、それなりに真面目にやってそうなんだけどどうも仕事が遅いなあと思う人も少なからずいました。

現職でも二桁数のチームのマネジメントをしているわけですが、その中で仕事が遅い人に共通する原因を考えてみました。

併せて私が彼らや、彼らのマネージャーに伝えている改善方法をこちらの記事でも共有できればと思います。

対象読者としては、以下のいずれかに当てはまる方です。

もしかして自分は周りより仕事が遅いかも?と悩んでいるけど解決方法がわからない方

実際に上司などから仕事が遅いと言われがちな方

部下の仕事が遅いと感じているけどどうしたらもっと仕事が早くなるかを知りたい方

それでは早速解説していきます。

目次

仕事が遅い理由①「全体感が見えていない」場合の改善策

仕事の全体感を理解せずに盲目的に手のつけやすいタスクから取り組む人は結果的に仕事が遅くなる傾向があります。

なぜなら、全体感=ゴールがどこかわからないまま仕事に取り組んでしまうと、仕事の達成要件に不要な作業をしてしまったり、仕事が完成したと自分では思い込んでいても、実はゴールは真逆の位置にありました、ということも起き得ます。

バスケでもサッカーでもゴールはみんなが認識できる位置にあり、そこをいかに効率よく目指せるかを考えると思います。

なので仕事に取り組む場合は、まずは仕事の正しいゴール設定と最短かつ効率的な達成手段を見定めてから取り掛かるようにしましょう。

仕事が遅い理由②「なぜやるのか理解できていない」場合の改善策

先ほどの全体感が見えていないと近しいのですが、なぜその仕事をやるのかを理解せずに作業をすることも、結果的に仕事が遅くなる原因です。

例えば、自分の所属している部署の事業説明資料を作ってほしいと上司に依頼されたとします。

これを表面的に捉えてしまうと、自分の担当している事業の成り立ちや収益構造、クライアントリストなどを入れた資料を作ってしまうと思うのですが、その前にこの資料はなぜ必要なのかを一度考える必要があります。

まずは社内向けなのか社外向けなのか、社内向けであれば誰のどういう課題を解決したいのか、を資料を作るまえに上司にヒアリングして認識を合わせる必要があります。

ここを上司にヒアリングしないで自分の勝手な想像で資料を作ると、上司の期待しているアウトプットと別のものが出来上がったりして、結果0から作り直しというような無駄な時間が発生してしまいますね。

ここでは資料作成を例に挙げて解説しましたが、仕事全般について言えることは、なぜそれをやるのか?という目的をきちんと理解してから取り組むことが仕事を早くこなす上では大事な考え方です。

仕事が遅い理由③「正しくタスクの優先順位がつけられていない」場合の改善策

社会人やビジネスマンは常にマルチタスクで複数の仕事を抱えながら日々過ごしていると思います。

複数の仕事の優先順位をどうつけるかが、仕事を早くこなす上で重要です。

よく見るフレームワークとして、重要度の高い低いと緊急度の高い低いでタスクを4つに整理して、重要度と緊急度が高いタスクから先に実行する、というものがあります。

じゃこのフレームワークを使うか?と言われると私はこれまで一度も使ってきませんでした。

なぜなら、タスクの難易度が加味されていないからです。

日々仕事に追われているビジネスマンにとって緊急度が低い案件なんてそもそもないですからね。

ではどういう風に優先順位をつければよいのか。

これは単純で、タスクを並べて期日を全て確認します。

当然期日が早いものから取り組むべきなのですが、難易度が高いタスクほど時間がかかるので早めに取り掛かれるスケジュール設計をしましょう。

正直これだけできれば優先順位付けについては一旦OKです。

あとは実行あるのみです。

追加で仕事が増えることもよくあるので、タスク管理表に追記していき忘れたり漏れないようにしましょう。

仕事が遅い理由④「ひとりで仕事を抱え込む」場合の改善策

このパターンで仕事が遅い人は多く見られます。

なんとか自分で解決したいので残業したり時間を多く使ってなんとか自力で解決しようと試みるも、結局解決できずに時間ばかりかかって成果が出ないタイプです。

ソフトバンクグループの孫正義さんも言われていますが、

『5分考えてわからなかったら他人に聞け』

これは一人で仕事を抱え込むタイプの人にとっては金言です。

いくら考えてもわからないものはわからないです。

その場合は素直に周囲や上司に相談して聞いちゃいましょう。

うんうん考えることが仕事なのではなく、あくまでも成果をだすことが仕事の本質です。

仕事が遅い理由⑤「不必要に完璧主義である」場合の改善策

細かいところに気がついてしまい、本来の仕事のゴールに深く関係しないところに労力をかけてしまう人もたまにいます。

このタイプの場合は、仕事が遅いというより丁寧だったり上司が気づけていないポイントまでフォローできていたり、アウトプットの品質が高い場合もあるのでアサインする仕事がそもそも間違えている場合もあります。

実際こういうタイプの人と一緒に働いたこともありますし、結果的にアサインを正しくすれば評価されます。

逆にアウトプットの品質が高くないのに自称完璧主義タイプの場合は、やや自分の能力に過信している傾向があるので、本来期日までに出さなければならないアウトプットの本質を見極めて、最低要件で仕事を早く片付けるようにするべきだと思います。

仕事が遅い理由⑥「無駄な時間を費やしている」場合の改善策

これは仕事の集中力がないタイプで、あちこちに見境なく手をつけてしまい、結果として仕事の完成が遅れてしまう人が該当します。

私自身も集中力がない方なのですが、よくある解決方法としては、スマホのタイマーを活用します。

人間が一つのことに集中できる時間は、趣味などを除けば1時間程度と言われているので、集中力が現時点でないという自覚がある人は20分タイマーで一つのことに集中してみる、ということを試してみてください。

20分集中できるようになったら、次は30分、45分、60分という感じで徐々に時間を伸ばしていきましょう。

仕事が遅い理由⑦「タスクの抜け漏れが多い」場合の改善策

これもあるあるかなと思います。

自分が持っているタスク管理がきちんとできておらず、気付いたら納期を過ぎていたり、納期ギリギリに気付いて取り組むも間に合わず仕事が遅いと評価されてしまうタイプです。

タスク管理の方法はいくらでもあると思いますが、一番おすすめなのは自分が一番毎日触れることの多い媒体にメモをすることです。

さすがにメモしておかないと人はどうしても忘れてしまう生き物なので、記憶力に過信するのはやめましょう。

私はPCを使う仕事なのでスケジュールアプリに重要案件の期日はメモしていつでも目につくようにしています。

仕事が遅い理由⑧「上司や周囲の期待値を理解していない」場合の改善策

これは仕事の納期が明確に提示されているか否かも関係しています。

結局仕事が遅いというのはあくまでも他者評価からなるものです。

上司や周囲がこのくらいまでに終わるだろうと思っている日程より後ろになってしまわないように、期待値を事前にすり合わせておくことが重要です。

仕事が遅い理由⑨「期日を守る意識が低い」場合の改善策

これは本人の仕事に対する向き合い方もそうですが、仕事の明確な期日設定をしない上司や周囲に問題があるケースもあります。

期日設定されているタスクである場合は、当然期日から逆算してスケジュールを立てなければいけないですし、そもそも自分の能力からして不可能な期日であれば、安請け合いをせずきちんと相談することが大事です。

あとは本人の自覚と環境にもよりますが、低い意識で仕事をしつづけていると周囲からの評判が悪くなり、居場所がなくなっていくことは明らかなので、そうなる前にモチベーションを作って仕事に取り組めるようにしましょう。

仕事が遅い理由⑩「能力がたりてない」場合の改善策

これはそもそもの話なのですが、今の仕事を担当するようになってから日が浅く、単純に仕事に慣れていないというケースもよくあります。

この場合は時間が解決してくれるので、日々まじめに仕事に向き合うほか解決策はありません。

もし、今の仕事を始めてからそれなりの期間が経っているのにもかかわらず仕事が早くならない場合は、そもそもその仕事に向いていないので転職を検討するしかないと思います。

ただし、ほとんどのケースではこれまで解説した残りの9つの仕事が遅い原因と改善策で解決できると思います。

仕事が遅い理由と改善策まとめ

今回は仕事が遅い原因と対処方法についてよくある10選という形で解説させて頂きました。

仕事が早くできるようになると早く仕事を終えてプライベートに割く時間も捻出できるようになりますし、周囲からの評価が上がって昇級、昇進しやすくなるのでぜひすぐに解決できるよう頑張りましょう。

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