転職理由で「会社の将来性が不安」をどう伝えるべきか。

誰しも現在勤めている会社の将来性についてぼんやり考えることはあると思います。

順調に売上や利益を伸ばせていればよいのですが、そんな景気の良い会社は大企業でもなかなかないのが現状です。

そんな中で今回は、会社の将来性が不安なときにする転職活動においてこんな悩みはないでしょうか?

そもそも転職理由で会社の将来性の不安ってどう?

面接で聞かれる転職理由に会社の将来性が不安って素直に言っていいのか?

面接官にネガティブに捉えられないか、選考に不利にならないか?

会社の将来性が不安をポジティブに表現する方法はあるか?

私自身も新卒で入社した会社を1年で辞めて転職しているのですが、そのときの転職理由は会社の将来性が見えなかったからです。

それは上司の姿をみていて憧れなかったり、売上が伸びていかない、戦略がなく根性主義になっている、などの総合的な判断を当時はしていました。(結果私が転職してから数年後に倒産しました。。)

なので、会社の将来性が不安で転職を考える方の気持ちはよくわかるので、これらの疑問を一つ一つ丁寧に解説していきます。

目次

みんなの転職理由ランキング2021

そもそも世間一般的に、どんな理由で転職をする人が多いのでしょうか?

IT・Web・ゲーム業界やエンジニア職を中心に転職支援を行っているギークリーさんによる転職理由アンケートですが、「会社の将来性が不安」という理由で転職を検討している方が全体の21%を占めています。

順位転職理由割合
1位業務内容に不満25%
2位会社の将来性が不安21%
3位待遇に不満18%
4位ライフスタイルの変化11%
5位社風が合わない9%
6位キャリアチェンジ3%
7位スキルアップ2%
8位キャリアアップ2%
9位その他9%
引用元:ギークリーメディア様

会社員として働く方にとって、会社の将来性について気にするのは至極当然です。

会社が潰れてから転職活動するのでは遅いですからね。

このランキングのように、会社の将来性が不安で転職を考える、または活動している方が多いのが実情です。

会社の将来性の不安を面接でポジティブに表現する方法

会社の将来性を不安に思うことで転職活動を開始するのは当然のことですが、いざ書類選考を通過して面接のタイミングなどでどう伝えるべきでしょうか。

結論からいえば、会社の将来性に対する不安を転職理由として話す必要はありません。

その理由は、面接を担当することが多い人事や事業責任者、役員クラスのひとは、会社の将来性におんぶだっこしてくる社員を基本的には好みません。

なので本当に会社の将来性が不安で転職したかったとしても、それを伝えるメリットがないので伝えないが正解になります。

では何を伝えればよいのか。

私がよく使って成功していた一番おすすめな表現としては、

「転職がしたいのではなく、御社の●●なところに惹かれました。そして私は〜〜の経験を積んできたので御社の〜〜で活かして貢献することができます!」

というポジティブな表現にすることです。

そもそも転職理由を面接官が尋ねる理由

これは応募者を仮に採用した場合、自社でも同じ理由で退職する可能性があると見ているからです。

どんな会社でも基本的には従業員満足度を高めようと努力をするわけですが、限りある資源の中でどうしても限界があります。

なので転職理由があまりにも稚拙だったり他人行儀な理由だと、せっかく採用コストをかけているのに無駄になってしまうと思われて選考で落ちることになりやすいです。

なので改めてお伝えしておくと、会社の将来性が不安だと本音では思っていても面接上では言わないようにしてください。

会社の将来性の不安なときの転職理由の伝え方まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は会社の将来性が不安なときの面接での伝え方について解説したのですが、人が転職するときは必ず「不満」があります。

どんな綺麗事を言っても転職するには必ず理由があります。

ただし、面接の場でそれを素直に伝えるひとは基本的にはいないと思ってください。

なぜなら、会社組織に完璧はなく誰しも少なからず不満をもってしまうのは当然だからです。

だからこそ、仮に転職理由が今回の「会社の将来性の不安」以外の理由だったとしても、ネガティブな理由をそのまま伝えるのではなく自分がいかに役に立つ人材であるのか、を証明するために面接の時間を使ってください。

それではまた。

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