今20代の方で業界未経験でIT系企業に転職ってできるのかな?とお悩みの方がいらっしゃると思います。
私はIT業界に15年ほどおり、2022年2月現在でも現役でとある日系大手IT企業に勤めており、自社含めて他社や業界の採用事情などにも精通していますが、結論から言うと可能です。
20代未経験でもIT業界へ転職可能な理由と併せて以下のような疑問に答えていきたいと思います。
- IT系って具体的にどんな会社があるんだろう?
- IT系で狙い目の企業の探し方
- IT系ってそもそもどんな職種があるんだろう?
- IT系の給与相場ってどんなもんだろう?
- IT系ってブラック?ホワイト?どんな社風なんだろう?自由そうなイメージがあるけど。I
この記事を読んで頂ければ、IT業界の全体感だったりどういう風にIT企業を探せば良いのか、待遇はどの程度になるのかが全てお分かりいただけるようになると思います。
それでは早速以下が目次となります。
IT業界は未経験でも転職可能な2つの理由
インターネットの歴史はまだ30年しかない
IT業界とインターネットは密接に関わっていますが、インターネットが商用利用開始されたのは1990年頃と言われています。
つまり、IT業界とは約30年というかなり歴史が浅い業界です。
1990年に大卒21歳だった方でも、まだ51歳ということで定年を迎えている人がかなり少ない業界です。
歴史が浅い業界なので決まりきった法則や慣例が少ないため、新しく業界に入ってくる人も多いですし、人材が不足している業界でもあります。
変化が激しく積み上げてきた経験が活かしづらい
IT業界は非常に変化が激しい業界のため、長年の経験みたいなものが活きにくい業界です。
なので、業界経験がないからといって新しいサービスを生み出せないかと言われれば全くそんなことがないですし、参入障壁が低いので過当競争になっている業界でもあります。
例えば、出版業界で雑誌の編集をやっていた方などが、IT業界でWebニュースの編集職に転職するなどよくありますし、メーカーの広報だった方がIT業界の広報に転職するという事例も結構ありますね。
IT業界は歴史が浅いこともあって、IT業界しか経験したことがない人だけだとサービス開発に行き詰まったりするケースは多々あります。
そういったときに別の産業で経験がある方をIT業界未経験であっても採用するケースはかなり見てきました。
IT系企業の代表例
では実際にIT系企業はどういった企業があるのでしょうか。
海外のIT企業だとGAFAMと言われているグーグル、アップル、Facebook(メタ)、アマゾン、マイクロソフトが最も有名ですね。
日本のIT企業の代表例でいうと、ヤフー、楽天、サイバーエージェント、GMOなどが挙げられると思いますし、富士通やNEC,日立などのような歴史ある企業も広義にはIT企業に分類されるかなと思います。
ただこれらの会社は新卒入社と中途採用であっても即戦力が基本となっているので、20代未経験で選考を受けるのはかなり難しいのが現状です。
もしこれらの企業に入社したいのであれば、このあと紹介する方法で小・中規模のIT企業で経験と能力を積んだ上でチャレンジすることをおすすめします。
IT企業で狙い目の企業の探し方
転職サイトで未経験OK職種を探す
一般的なIT業界の求人の探し方としては、リクナビNEXTやen、DODAなどの大手転職サイトを使うことです。
転職サイトは数多くあるのですが、基本的には上記の3つのサイトに登録しておくのがまずは第一歩です。
SNSで探す
2022年現在だと転職サイトで求人検索しつつTwitterなどのSNSで求人を探すこともおすすめします。
昨今Twitter界隈には主にITベンチャー企業の人事の方がアカウントを開設して多くの方とコミュニケーションをとっています。
もちろん会社の代表の方も若い会社ほどTwitterをやられていることが多いので、いろんなTwitterアカウントをフォローしつつ、考え方やサービスなど興味をもったら調べてみて、興味があればすぐにDMなりコメントを送ることをおすすめします。
ITベンチャーの代表や人事は常に人を探していることが多いですし、彼らからしてみれば求人媒体にお金を払わなくても採用できることもあって、条件が折り合えば両者ともにハッピーになることも多いです。
転職サイトの情報よりもより生身の人間が見られるのがSNSの特徴なので、普段Twitterをやってない方でもアカウントは無料で作れるので作っておくとよいです。
IT系企業の職種は基本4種類
IT系企業の職種についてですが、おおまかに分けるとすると
・営業職
・企画職
・デザイン職
・開発職
これらの4つの職種になります。
20代でIT業界未経験の人にとって一番とっつきやすいのは営業職と開発職です。
なぜかというと、営業職に関しては営業スキルがあれば業界知識を学習してしまえば横展開するのがわりと簡単だからです。
開発職は、営業職と違ってあまり人と関わることが好きではない方に向いていますが、こちらはプログラミングスクールに通ったり、独学でネットで勉強することでスキルを身につけることができるからです。
企画職と制作職は未経験で中途採用を募集するケースはやや少ないです。
開発職は特に大手IT企業でも人材難といわれていますので、独学でアプリを開発したり企業に入って経験を積むとステップアップとして入社できる可能性は十分にあるのでおすすめです。
IT系の20代の年収相場は412万円
IT系の20代営業マンの年収相場はマイナビエージェントによると412万円だそうです。
同じIT業界でもソフトウェアの会社なのか、ハードウェアの会社なのか、B2CなのかB2Bなのか、利益構造によっても年収帯は変わってきますし職種によっても異なります。
日系のIT企業であれば、営業職より開発職のほうが年収水準は高いことが多く、図式にするのであれば、
開発職>営業職>制作職
のようなイメージです。
営業職にインセンティブが付与される会社であれば営業職のほうが開発職より年収ベースが高くなることはあると思いますが、業界一般的に不足している職種は圧倒的に開発職であることは間違いないです。
ただ、開発者は能力差がかなり激しく、本当に優秀なエンジニア1名が平凡な100名のエンジニアよりも仕事が進むということがあり得る職種なので、年収幅も広いのが特徴です。
IT企業に20代未経験で転職可能である理由まとめ
いかがだったでしょうか。
IT業界は他の業界の方からすると難しそう〜とか思えるかもしれませんが、大抵の職種であれば他の業界とそこまで差異はありません。
会社の選び方としてはいきなり大手企業は難しいので、ベンチャー界隈を中心に見ることをおすすめします。
職種は、今現在の職種に近しいものを選択しておけば採用確度はあがります。
もし開発職でご飯を食べていきたいのであれば、独学は十分可能なのでぜひ勉強してください。
独学の方法が調べられなかったとすると、正直開発職には向かないので営業職を目指すのが吉です。
なぜかというと、開発職は永遠に技術革新が起こりつづけており、日々分からないことを検索することが非常に多いからです。
いかに自分で調べて解決できるか、が非常に問われる職種です。
それでは20代の皆さんがIT業界に無事転職できることを願っています。
Twitterもやってますので疑問点などあれば直接聞いてもらっても大丈夫です!
それではまた。
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