どんな職場であってもなかなか仕事を評価されないことってありますよね。
自分では一生懸命仕事をしているのになぜか上司からあまり評価されない、ということがあると思います。
これはなぜかというと、一言で結論からいえば
上司とあなたの仕事のゴールイメージが合っていない
もうこれに尽きます。
もう少し具体的に言った方が分かりやすいと思うので、私がこれまで管理職を15年やってきた中で上司になかなか評価されない人の特徴と、逆にどうすれば評価されるようになるのか対処方法を10個にまとめました。
なかなか仕事で評価されない人の特徴10
- 上司と仕事のゴールイメージが合ってない
- 頑張ったことを評価してほしいと思っている
- 仕事のアピールができていない
- 実は仕事の期日を守れていない
- 上司に嫌われている
- 替えがききやすい仕事をしている
- 言われた仕事しかやっていない
- 周囲との折り合いが悪い
- もっと出来るはずだと思われている
- 仕事を選びすぎている
それぞれの具体的な解説と対処法についてまとめてみましたのでご覧ください。
上司と仕事のゴールイメージが合ってない
上司がこの仕事で期待していることはこの程度かな?と勝手に判断して仕事をしていると、上司が期待している仕事のゴールラインに達しておらず評価されないということがあります。
評価されるためには当然ながら評価する側の判断軸で仕事を進めていく必要があります。
似た事例としては、求められていない仕事をよかれと思って一生懸命やっている人も見かけます。
方向性が間違っているケースです。
なので、職場において一定の評価を得たり上司の考え方を理解するまでは、勝手に判断するのはやめましょう。
仕事に取り組む前に上司と仕事のゴールイメージを合わせることと、途中途中で仕事の進捗を共有、確認することでゴールイメージを合わせながら仕事を進めるようにしてください。
頑張ったことを評価してほしいと思っている
仕事の成果はさておき、一生懸命仕事をしたこと自体を認めてほしいという人は割と多くいます。
ですが、仕事の本質は頑張ったことではなく、あらかじめ定められた成果を出すことにあるので、そこの認識を改める必要があります。
逆にいえば、がんばらなくても成果が出せればそれに越したことはありません。
実際私は部下に「頑張ります!」と言われることが嫌いです。
私が期待しているのは頑張ることではなく、成果を生み出してもらうことにあるからです。
なので、成果を出すことそのものにこだわるようにしてください。
仕事のアピールができていない
どんなにいい製品を作っても、誰も知らなければ売れることはありません。
つまり、仕事の成果を上司に知ってもらって理解してもらう必要があります。
営業職のような成果が数値で現れてくるような仕事であればどんな上司でも仕事の成果を理解できます。
ですが、なかなか数値に表れない仕事って世の中多いと思います。
なので、いかに自分の仕事が組織にとって有益なことなのかを考えながら仕事に取り組む必要がありますし、それを上司や周囲に伝える能力も必要です。
あなたの上司が部下を何名もっているか分からないですが、上司も人間なので部下の全ての仕事を見てあげることは不可能です。
なので、気づいてもらえてない場合は気付いてもらえるようにきちんと伝えるようにしてみてください。
実は期日を守れていない
これはそこまで多くないケースかなと思いますが挙げてみました。
特に日本の企業だと仕事の期日設定が曖昧なケースも多いです。
これをいつまでにやっておいて、と明確に期日があればよいのですが、期日設定がないとどうしても後回しになってしまったり、忘れてしまったりすることもあると思います。
期日設定をされていないものの、上司が期待していた期日より遅れてしまうと、結果的に仕事が遅いという評価になることはあります。
これは上司側の問題が大きいのですが、こういった上司のタイプの場合はいつまでにやればいいのか期日を事前に確認するようにしてください。
いつでもいいよ!みたいに言われる仕事であれば基本やる必要ないので無視しておいて大丈夫です。
上司に嫌われている
これはそもそもです。
あいつは人間的には嫌いだけど仕事が出来ることは認める
こんな発言ができる人間はドラマや映画の中にしかいません。
基本組織では上司に嫌われたら評価されることはありません。
なので、その職場で働き続けたいのであれば上司との関係性は良好にしましょう。
どうやったら上司と仲良くなれるかというと、いくつか方法はありますが一番シンプルなのは、
上司を人間的に好きになる努力をすること
です。
なにも上司を100%好きになる必要はありません。
どんな人間でもよく探せば良いところが1つや2つは必ずあります。
なのでそこに対してリスペクトすることを心がけてください。
自分のことを嫌ってる人を好きになる人はこの世の中にはいませんし、上司があなたに嫌われてると思ったら上司もあなたを嫌いになります。
替が効きやすい仕事をしている
どんな仕事でも替えは必ずききます。
iPhoneを生み出したアップル社ですら創業者のスティーブ・ジョブズが亡くなった今でも業績を伸ばし続けています。
ですが、あまりにも誰にでも出来る仕事をやっていると評価はされづらいです。
極端に例えるなら工場で流れてくるお刺身にたんぽぽを載せていくような仕事です。
これからの時代、様々な仕事がAIやロボットで代替できるようになっていくので、人間だからこそ付加価値が出せる仕事を選ぶようにしてください。
言われたことしかやっていない
カーネギーの有名な言葉があります。
出世できない人間は以下の2つのタイプの人間である。
・言われたことができない者
・言われたことしかできない者
つまり、上司に言われたことや任せられた仕事をこなしているだけだと、給料を上回る仕事ではないので特別評価されたりすることはありません。
上司の期待を超えた仕事をすることを意識してみてください。
周囲との折り合いが悪い
仕事にはチームワークが非常に重要です。
個人でいかに仕事ができたとしても、一人で完結する仕事というのは非常に限られてきます。
例えば営業職であれば、契約書などの作成や管理などで法務部門のお世話になったり、請求関係では経理にお世話になったり、自分の部署の人はもちろんですが他部署との関係性も上司は必ずみています。
特別気を遣う必要はないのですが、他者へのリスペクトを忘れないようにしましょう。
それができれば結果的にあなたに良いことが返ってきます。
周囲を邪険に扱えばそのしっぺ返しを食らうのもあなたということになります。
もっと出来るはずと思われている
これはある意味よいことです。
上司のあなたに対する期待値が高いケースです。
あなたとしては必死に成果を出した仕事であっても、上司からみるともっとやれる能力があるのでは?と思われるケースです。
このパターンのタイプの人は出世しやすいです。
このケースの場合は上司から率直に言われることが多いと思うので、その場合は素直に受け止めて仕事を引き続き頑張ってください。
いずれ昇進すると思います。
一方で、能力値が低い人の機嫌を損ねずに頑張らせる言葉として使う管理職もいます。(私含む
この場合は、まだ見捨てられてるわけではないので、本領発揮して上司の期待値を超える仕事をして鼻をあかしてあげてください。
仕事を選びすぎている
これはもしかしたらレアケースかもしれませんが、仕事を断ってしまうタイプの人です。
大企業にいるとたまに見かけます。
これはそれを許容している上司の問題でもあるのですが、本質的には本人の問題でもあります。
このタイプは過去にそれなりに仕事で実績をあげていて、それがプライドとなっていることが多いです。
そのプライドは仕事には不要なので、今置かれている立場で咲くことを考える必要があります。
・・と言っても理解できないのがこのケースに当てはまる人で、もっとも評価されないタイプの人になります。
そして上司だけではなく周囲からも最も評価されないタイプとなります。
これを読んでくれている方に当てはまる方がいないことを切に願っています。
よくある仕事が評価されない理由10選と対処法まとめ
いかがだったでしょうか。
おそらく仕事が評価されない人は今回の特徴一覧のどれかに心当たりがあるのではないかなと思います。
対処方法についてもお伝えしたので、ぜひ参考にしてみてください。
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