日本は昔からストレス社会と言われている中で、今の仕事でストレスが限界付近まで溜まっている方も多いのではないかなと思います。
そもそも過剰にストレスが高まる要因としては、
・仕事の質または量、または両方が自分の能力を継続的に超えているとき
・職場の人間関係(退職事由の最大の理由は給与ではなく人間関係
上記2点が主な要因かと思います。
私自身も社会人として20年間ほど働いてきた中で、過剰なストレスで円形脱毛症になったことが三度あります。
なので今の仕事でストレスを抱えている方の気持ちを少しは理解できると思っています。
そもそもの話ですが、ストレス限界まで仕事をしていると、なかなかその仕事自体がうまく進まなくなるケースが多いと思います。
ですが、仕事がうまくいかないのはあなたの問題ではありません。
あなたの仕事がうまくできるようにコントロール出来ていない上司や会社の問題なので、あなたが気に病む必要は一切ありません。
これは管理職を15年やってる私が言うので間違いないです。
ということで、この記事では仕事のストレス過剰な方や、すでに以下のような身体的、精神的症状が現れている方にとっての救いとなる7つの考え方をご紹介したいと思います。
- 不眠、睡眠活動の変化
- 体重増減が激しい
- ふとした時に涙がでてくる
- やる気がおきない
- 体調不良(頭痛や腹痛など
- 情緒不安定、すぐイライラする、笑えないなど
明日仕事を休もう
まずは明日、仕事を休みましょう。
自宅で過ごすでもよいですし、敢えて勤務地とは真逆の方向の電車に乗ってみてもよいかもしれません。
後先考える必要はありません。
こういうこと(とりあえず仕事休みましょう)を言うと社畜根性を叩き込まれてる人ほど、
すぐに仕事が回らなくなる!とか、急に休めない!って言うのですが、
あなたが休むことでその日に業務がうまく進まなかったとしても、あなたの責任は0です。
なぜなら従業員が休んで仕事が回らなくなるのであれば、そういう体制しか作れていない会社側の問題だからです。
それにその会社が上手くいかなくなっても、株主でも経営陣でもないあなたの人生には何ら関係ありません。
自分の人生と会社の行く末どっちが大事ですか?
自分を大事にしてあげてください。
ただし連絡せずに無断欠勤を継続すると解雇事由になり得るので、きちんと体調不良で休む旨は連絡しましょう。
空を見る
これは私も過去に何度か仕事で追い詰められたときや今でもやるのですが、空を見上げてみましょう。
雲一つない晴天の日がベストですね。
仕事に限らず何か悩んだときに空をじーっと眺めていると、地球のスケールの大きさを感じて今悩んでいることがいかにちっぽけかを思い知らされます。
人生は80年と言われていますが、人生は所詮死ぬまでの暇つぶしです。
明石やさんまさんも「生きてるだけで丸儲け」という名言を残してる通り、仕事ごときで心を病むほど悩む必要はないです。
仕事は探す気になれば世の中にいくらでも選べるほどあります。
まずは一回休みましょう。
人生はマラソンと一緒でペース配分が大事です。
がんばることを今すぐやめよう。
仕事でストレスが限界になるまで追い詰められる人は例外なく真面目な人が多いです。
がんばってがんばってがんばって今の状態になっているので、もう十分あなたは頑張りました。
なので頑張るということをもうやめましょう。
一旦深呼吸をしましょう。
がんばらなくてもうまく仕事が行く環境が必ずある(たまに頑張りましょう)ので、わざわざ自分にムチを打つ必要もないので、とりあえずは頑張るのを止めるということをやってみてください。
自分に同意してくれる友達に愚痴る、飲みにいく
私は友達がそんなに多いほうではないのですが、ほんとうに仕事で悩んだときに電話をする友達が2,3人います。
悩みを解決してほしいわけではなくて、ただ聞いてもらって同意してもらえるだけで心がすーっと軽くなります。
気に食わない人間の悪口を言ってスッキリしましょう。
あとお酒を飲める人であれば、気の合う仲間とクダを巻くってのもおすすめで、私はよくやってましたw
めっちゃ泣ける映画を見る。(涙はストレス解消に効果的)
泣くと言う行為はストレス解消につながることが医学的に証明されています。
東京女子医科大学の研究ですが、涙を出す前後に血液中の副腎皮質刺激ホルモン(ストレスと比例して溜まるホルモン)を測定したところ、涙を出したあとには減少することがわかっています。
なので恋愛系でもよいですしドキュメンタリーでもよいですし、感動する物語でも切ない物語でもお好みによってチョイスしてもらえればと思います。
個人的には韓国系の映画は泣ける映画が多い印象で、私はストレス解消によく韓国映画を使います。
多少心に余裕があるときはお笑い系の番組やYoutubeを見るでもよいのですが、ほんとうに辛いときは敢えて涙を流せるような映画を自宅で部屋を真っ暗にして観てみてください。
上司に相談してもダメなら異動、休職のステップで
まだ上司に自分の状態について相談していない場合は、一応相談してみてください。
おそらく頑張り屋さんであるあなたは仕事のストレスを一人で抱え込んでいませんか?
上司も人間で万能ではないので、そもそもあなたの状態に気づいていないことも考えられます。
上司に相談してもどうにもならなければ異動願いを出したり仕事や環境を変えることも大事ですが、そんなに個人の都合でかんたんに異動できるのかというと、そうではない会社の方が多いと思います。
その場合は病院(心療内科)に行き、勤務をオススメしない旨の医師の診断書をもらって会社に提出して休職してください。
原則休職中は給与・賞与がもらえないので、有給があるようであれば真っ先に消化するのがよいです。
ただし、勤めている事業場を管轄する労働基準監督署にご自身で労災申請をして承諾されれば、一定金額が国から労災保険としてあなたにお金が支払われますので、こちらを頼ることもおすすめします。
労災申請でいくらほど貰えるかですが、休業日から起算して4日目から給付基礎日額の6割の額が労災保険の休業補償給付として、2割の額が休業特別支給金として給付されます。
基礎給付日額とは、原則として事故が発生した日、又は医師の診断により業務上の疾病にかかったことが確定した日の直前3か月間の賃金総額をその期間の暦日数で除した額です。
ちょっと説明がわかりにくいと思うので例を出しますね。
例えば月給(残業代込み)が直近3ヶ月30万円の人が8/1に休業確定したとすると、基礎給付日額は9,700円(30万円*3ヶ月/92日=0.978万円/日)で、その8割である7,700円/日が補償されます。
月給30万円だと手取りで24万円くらいだと思うので、7,700円*30日=23.1万円もらえる補償は素晴らしい制度だと思います。
なお、受給期間としては最長1年半なので、休養しつつ国からお金をもらってゆっくり過ごしましょう。
最後の手段転職(何万社とある)
総務省が発表している統計データによると、日本には420万社の企業があるそうです。
今お勤めの会社は420万分の1ということです。
無理に今の会社で我慢して働く必要はありませんし、転職も視野に入れてよいと思います。
もちろんお住まいの地域によって事業所数は大小あるのですが、日本で一番人口が少ない鳥取県でも事業所数は約30,000ありますので、働き口自体はある程度日本であればどこに住んでいてもあるかなとは思います。
心身の調子を見つつですが、リクルートエージェントやパソナキャリアなどの大手転職エージェントサイトにとりあえず登録しつつ、スカウトなども吉報を待つのもよいかもしれません。
仕事でストレス限界まで働いた方に贈る7つのコトバまとめ
最後に改めて私がお伝えした7つの職場ストレス対策としては、
- まずは明日仕事を休む
- 空を見る
- がんばることをやめる
- 仲間に愚痴る、飲みに行く
- 泣ける映画を見る
- 上司に相談、異動願い、休職手当をもらう
- 最後の手段として転職
この7つを上から順番に試してもらえると、きっと心が少しは楽になるんじゃないかなと思っています。
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