大企業にしがみつくべきかメリットデメリットを考察

新卒で大企業に入社して日々の業務を進めている中で、このまま今の会社でまったり仕事をしていて将来大丈夫かなあ。終身雇用が必ず保証されるかは今後はわからないし、自分の市場価値が高いとも思えない。であれば転職してもっとやりがいある仕事を見つけたり、自分を活かせる会社を探した方がいいのかなあ。

こんな疑問や悩みをもつ20代〜30代の大企業勤めのサラリーマンは多いんじゃないかなと思います。

実際、新卒入社でメガバンク勤務や日系超大手メーカーの人事や営業をやってる30代の友人と話す機会がちょこちょこあるのですが、仕事自体はつまらなくはないけど自分の市場価値が上がってるか不安だし、今の環境に慣れすぎててこのまま行くと転職するのが難しくなりそうで怖い、といった話はよく聞きます。

大企業勤務にこだわるべきか否かですが、結論からすると本人の幸福度が最大化すればどちらでもよいと思います。

もっと言うならば、自分の人生を大小問わず会社に依存すること自体がそもそもよくないと思います。

そこで私が一番おすすめしたいのは、

大企業に在籍しながら会社に依存しない別の収益源(副収入)を作る

が将来の安定性を考えると一番正解かなと思っていて、私自身もそうしています。

本記事では上記の理由について解説していきたいと思います。

本記事の内容

1.大企業にしがみつくべきか否かは所属する会社の状況によって異なる

2.市場価値を理解するために少数の転職エージェントと交流すべき

3.大企業にしがみつきながら市場価値を上げる3つの方法

本記事の信頼性

筆者は、2022年3月現在で国内大手IT企業に10年弱勤めており現役の事業責任者です。

現職に入るまえはスタートアップや外資系日本法人、国内上場企業の100%子会社勤務など転職も複数回経験しているので、大企業とそれ以外の企業の違いもリアルに体験しています。

目次

そもそもなぜ大企業にしがみつこうと思うのか

簡単な理由として推測できるのは外的要因としては待遇面の良さ雇用の安定性の2つで、内的要因は自分の能力に対する自信のなさやりたいことが特にないの2点の掛け合わせかなと思っています。

待遇面(給与・福利厚生など)の良さについては大企業と中小企業では国の統計データでも示されている通り平均値でいえば大企業が圧倒的に良いのですが、むかしと違い今では中堅企業やベンチャー企業でもポジションによっては大企業の社員より給与が良い会社はそれなりにあります。

雇用の安定性についてはお勤めの大企業が属する業界の将来性と、自社のコンディションを鑑みて判断するのがよいと思いますが、自社よりも業界に注目した方がよいですね。

例えば出版業界は「紙」だけにフォーカスすると明らかに斜陽産業と言われていますし、その中でも当然大手出版各社はデジタル変革にチャレンジしてなんとか生き残ろうとしていますが、文化というのはかんたんには変わらないものです。

それでも資本力がある大企業は確率論でいえば中小企業よりも会社の経営の安定性は高いです。

ただ注意すべき点として、企業の経営の安定性と社員の雇用の保証は必ずしもリンクしているわけではないところです。

大企業の経営者の最も重要な役割は継続して利益を出すことであり、そのために時には費用を大きく削減する必要があり、その結果として大リストラを断行するということは往々にしてあります。

特にホワイトな環境の大企業で20代、30代をのんびり働いてきて40代に差し掛かってしまうと個人の能力開発という点では手遅れになるケースが多く、50代で肩たたきに合ってしまうと大切なものを色々失うことになります。

大企業にしがみつかずに済む方法

企業規模の大小に問わず、他人が経営する会社にしがみつかないといけない人生って嫌ですよね。

それはなぜかといえば、自分の雇用を自分でコントロールできないからです。

他人の会社であれば他人(株主)の利益が最優先となるため、自分の努力次第でどうにもならないことが多々あります。

そんなこといってもいきなり起業して成功できるわけじゃないしなあと嘆く気持ちは痛いほど分かります。

記事の冒頭で大企業に勤めながら副収入を得るべきである、という主張をしましたが、誰でもすぐに副収入が得られるわけではないと思いますし、正直腰が重いと思います。

なので、とりあえず現状大企業の入社試験にパスするだけの能力をお持ちだと思うので、それを活かして現職で活躍することを考えてみることをおすすめします。

じゃあ、どうやって頑張ればいいんだよ?という問いに対しては以下に詳細をまとめていますので、参考にしてみてください。

大企業にしがみつく人こそ転職エージェントに登録すべき理由

転職エージェントの使い方としては、一般的には転職先を探してくれる人という印象があるかと思います。

もちろんそうなのですが、転職する気がなくても自分の市場価値を測るために転職エージェントと交流することはとても重要です。

彼らと話すことで自分自身のキャリアやスキルを棚卸しする良い機会にもなりますし、実際にいくらであなたが市場からオファーされるのかをエージェントは教えてくれる存在です。

正直、会社の人事の100倍くらいは適切な意見をくれると思います。

もしエージェントと話をして自分が期待している価値(得られる年収や待遇)が自分になければ、それもエージェントから市場で今求められているスキルや経験を聞いて把握し、現職での仕事の改善につなげることができるようになりますのでやはりおすすめしたいです。

注意点としては、複数のエージェントと交流を持つようにしてください。

一人だけだと偏りがちなので、少なくとも3人くらいと交流するようにしてみてください。

転職エージェントは大企業勤務の方であればベース年収が高いので、ビズリーチの無料会員登録をしておけばあちら側から声がかかると思います。

大企業にしがみつくべきか否かまとめ

いかがだったでしょうか。

終身雇用制度が実質的に崩壊しかけてる昨今ですが、これから10年、20年後は少子化の影響もあってより国内総生産は落ち込んでいくんじゃないかなと思います。

今大企業にいる人の中でしがみつくべきか悩んでいる人は、現職で成果をだして自分の市場価値をつくりつつ現職以外でも引くて数多の状態にしておくのが良いですし、もしくはまったり働きながら副収入を得られる仕組みを休みの日や平日の夜をつかって時間をかけて構築することをおすすめします。

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